PlayStationの公式ストア「PlayStation Store」において、過去にユーザーが購入した一部の映画などの動画コンテンツが、2026年9月1日以降、ライブラリから自動的に削除され、視聴できなくなることが明らかになりました。これは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)と制作会社「スタジオカナル」との間のライセンス契約変更に伴うものです。
PlayStation Storeでは2021年8月まで映画やアニメの販売・レンタルが行われていました。終了後も、購入済みのコンテンツは引き続き視聴可能とされていました。しかし、今回の契約変更により、スタジオカナルが保有する「ターミネーター2」や「トータル・リコール」、「死霊のはらわた」などの人気作品を含む数百本の映画が、購入済みであるかどうかにかかわらず、ライブラリから完全に消去されることになります。
この突然の決定に対し、ユーザーからは強い批判の声が上がっています。特に、事前には「サービス終了後も購入済みコンテンツは視聴できる」と説明されていたため、SNS上では「お金を払って買ったのに勝手に消されるのは納得がいかない」といった投稿が相次いでいます。ゲームメディア「Eurogamer.net」は、SIEが配信した告知メールにおいて、ユーザーへの謝罪が一切含まれていない点も指摘しています。
デジタルコンテンツの「所有」をめぐる問題は以前から議論されており、PlayStationプラットフォームでは2023年12月にも、ライセンス契約の終了により1300本以上のデジタルコンテンツがライブラリから削除される事案が発生していました。物理的なメディアと異なり、オンラインで購入したデジタル製品は、配信会社の都合でいつでも利用できなくなるリスクがあることを、今回の件は改めて示しています。