地球から約3500万光年離れた宇宙で、隣の銀河と引きあいながら姿を変えた巨大な星の集まりがあります。ハッブル宇宙望遠鏡が観測した「M66」は、きれいな左右対称ではなく、あえて歪んだ形をした珍しい渦巻銀河です。
V stem + ながら= while doing ~
M66は「しし座」の方向にあり、直径は私たちの天の川銀河と同じくらいの約10万光年もあります。この銀河は、近くにあるM65やNGC 3628という2つの銀河とともに「しし座の三つ子銀河」と呼ばれるグループを作っています。ふつうの渦巻銀河は中心からバランスよく腕が伸びていますが、M66は過去に仲間の銀河とお互いに重力で引きあったことで、形がくずれてしまいました。
Nとともに= together with ~
公開された画像には、青やピンクの美しい光が広がっています。ピンク色に輝く場所は「星のゆりかご」とも呼ばれ、新しい星が次々と生まれているエリアです。青く光っているのは、誕生したばかりの星が集まった星団です。また、M66では1989年以降に4つの超新星(重い星が生命を終えるときの大爆発)が見つかっており、現在も星の活動がとても活発であることがわかります。
Vたばかり= just after doing ~
18世紀に発見されたM66は、今でも世界中の望遠鏡で研究されています。星がどのように生まれ、そして命を終えるのかという宇宙のサイクルを知るための大切な手がかりとして、これからも注目されています。