世界中から集まった135万人を超える人々の名前が、遥かなる深宇宙へと旅立とうとしています。アメリカ航空宇宙局(NASA)は、2026年8月に打ち上げを予定している次世代の宇宙望遠鏡「ナンシー・グレース・ローマン」に、135万144人分の名前を記録したSDカードを備えた記念プレートを正式に取り付けました。
この取り付け作業は、フロリダ州にあるケネディ宇宙センターの推進剤充填などを行う施設で実施されました。金属製のプレートに固定されたSDカードには、NASAが実施した「Send Your Name with Nancy Roman」キャンペーンを通じて世界中の参加者から寄せられた名前がデータとして収められています。
望遠鏡の名称は、NASAの初代主任天文学者として宇宙望遠鏡の計画を強力に推進したナンシー・グレース・ローマン氏に由来します。ローマン氏は大気の影響を受けない宇宙からの観測を提唱し、得られた科学データを広く研究者に共有する道を開いた「ハッブルの母」としても知られています。
ローマン宇宙望遠鏡は、スペースX社の「ファルコンヘビー」ロケットにより、日本時間2026年8月30日20時26分に打ち上げられる予定です。135万人の想いを乗せた望遠鏡が宇宙へ向かう日が、まもなく訪れます。