スマートフォンで画像の文字を読み取ったり、画面のボタンやデザインを理解したりできる新しいAIモデルが登場しました。アメリカのAI企業「Liquid AI」が発表した「LFM2.5-VL-3B」は、スマートフォンやノートパソコンなどの身近なデバイスで直接動かすことができる軽量な視覚言語モデル(VLM)です。このモデルはオープンソースとして無料で公開されており、だれでもダウンロードして使うことができます。
「LFM2.5-VL-3B」は、写真や書類に書かれた文字を探すOCR機能や、アプリの画面構成を見分けるUI認識能力を持っています。データサイズは約31億パラメーターで、動作に必要なメモリも3.3GB以下に抑えられています。テストでは、よりサイズが大きいほかのAIモデルよりも高い性能を記録しました。さらに、スマートフォン(Galaxy S26 Ultra)では1秒あたり20トークンの速さで文章を作成できるなど、素早い応答が可能です。
これまでは大型のクラウドサーバーでしか処理できなかった高度なAI機能が、手元のスマートフォンやパソコンで安全かつ素早く動かせると期待されています。NVIDIAやAMD、Apple、Qualcommなどの多様なチップを搭載した機器で利用できるため、今後さまざまなアプリへの活用が広がりそうです。