フランスから来た高校1年生のガエル・正村・コレージュさんは、阪神甲子園球場のスタンドで大声で仲間を応援しています。大谷翔平選手の母校として知られる岩手県の花巻東高校野球部には、いま国際化の波が押し寄せています。
ガエルさんはフランス人の父と日本人の母を持ち、夏休みに日本へ帰省したときにテレビで甲子園の試合を見てあこがれを抱きました。「幼い頃から日本の高校で野球がしたい」という夢を叶えるため、花巻東高校に留学しました。大きな声援に包まれる甲子園の雰囲気に感動しながら、「次はグラウンドでプレーしたい。将来は日本でプロ野球選手になりたい」と笑顔で語ります。
これまで岩手県出身の選手を中心にしてきた花巻東高校は、昨年から海外からの留学生の受け入れを始めました。ガエルさんのほかにもアメリカにルーツを持つ選手や、ドイツからの留学生なども加わり、英語などを通じた異文化交流が広がっています。
主将の古城大翔選手は「海外の文化や考え方にふれることは、チームにとってプラスにしかならない」と前向きに話しています。甲子園という伝統ある舞台で、多様な背景を持つ高校生たちが共に夢を追いかけています。