「自分がしたのはパスワードの入力くらい」――音楽大手エイベックスの松浦勝人会長が新に明かしたAIの活用法が、大きな話題を呼んでいます。ウェブサービス「note」で高い評価を集めていた自作の記事が、実はほとんどAIによって自動生成されたものだったというのです。
松浦会長は8月13日から「松浦勝人の人生論」と題した連載記事をnoteに投稿し始めました。これまでの経験や考え方を語る内容で、20日までに公開された4本の記事で合計5万以上の「スキ」を獲得するなど、SNS上で注目を集めていました。
しかし、8月20日に松浦会長が自身のX(旧ツイッター)アカウントで明かしたところによると、noteのアカウント作成から初めの記事の投稿まで、ほぼすべてAIが自動で行っていたとのことです。松浦会長本人はAIへの指示出しとパスワード入力しかしていないと語っています。
文章の内容について松浦会長は、「自身の60年分のデータをAIに入れたため、出てくる話はすべて本当にあったことだ」と述べています。使用した具体的なAIサービスは不明ですが、長年の個人データを活用してリアルなコンテンツを生成する手法が関心を引いています。
松浦会長はこれまでにも、ネット上の誹謗中傷を監視するAIシステムを自作したと発表するなど、積極的にAIの最新技術を実務や発信に取り入れています。エンターテインメント業界のトップによるこの先進的なAI利用は、今後のコンテンツ制作のあり方にも影響を与えそうです。