ChatGPTを使ってエントリーシートを書く「チャピる」や、AIに仕事を減らされる「ギュられる」――。2027年に大学などを卒業する学生たちの就職活動で、AIに関する新しい言葉が流行しています。就職情報サービスのマイナビが発表した調査でわかりました。
調査は7月下旬、2027年卒の大学生と大学院生1239人を対象に行われました。周囲で流行った「就活用語」の1位は「NNT」(「無い内定」の略)、2位は「ガクチカ」(「学生時代に力を入れたこと」の略)、3位は不採用の通知を意味する「お祈り」でした。
そうした中、ChatGPTを指す「チャッピー」が8位に入り、初めてトップ10にランクインしました。また、トップ10の外でもAIに関係する新しい言葉が使われています。「チャピる」はChatGPTを使ってエントリーシート(ES)を作成することを表し、「ギュられる」は「シンギュラリティ(技術的特異点)」から生れた言葉で、AIの活用によって新卒の採用が減ったり、AIに仕事を奪われたりすることを意味しています。
さらに、就職活動に影響したニュースの言葉についての質問では、1位が「初任給アップ」、2位が「人工知能・AI」、3位が「ChatGPT・対話型AI」となり、AIへの関心の高さが示されました。
マイナビの担当者は、学生が社会や技術の変化を積極的に取り入れていると分析しています。企業の採用活動でも、こうした学生の意識の変化をしっかり捉えることが必要になりそうです。なお、7月末時点の内々定保有率は83.7%で、前年より高い水準となっています。