人工知能(AI)が返答を出すまでの短い合間に、名作ゲーム「DOOM」を遊んで時間を潰せるツールが登場し、プログラマーの間で話題を呼んでいます。GitHubユーザーのthimbleberrysystems氏が開発した「kaboom.claude」は、Anthropic社のAIツール「Claude Code」を利用している最中に動作するプログラムです。
利用中に「npx kaboom.claude」というコマンドを実行すると、AIが回答を生成している間、画面のフォーカスが自動でゲームへ切り替わる仕組みになっています。そしてAIの処理が完了するとゲームは即座に中断され、スムーズに本来の作業に復帰できます。
このツールで遊べるゲームは、DOOMのゲームエンジンをベースに有志が独自に制作したフリーソフト「Freedoom Phase 1」です。開発元の権利を侵害するアセットは一切含まれておらず、著作権の問題をクリアしています。また「npx」コマンドを経由して一時的に起動するため、使用後はゲームが自動的に消去され、パソコンのストレージを圧迫する心配もありません。
海外のプログラマーの間では、DOOMをあらゆる環境に移植するカルチャーが長年親しまれてきました。これまでに芝刈り機やフィットネスマシン、さらには妊娠検査キットにまでDOOMが移植されて話題となりましたが、今回の「kaboom.claude」は開発作業中の待ち時間という「スキマ時間」を有効活用する新しい試みです。
なお、設定を変更すればAIの返答後もゲームをそのまま続けられますが、夢中になりすぎて本来の仕事が進まなくなる事態を防ぐため、プレイヤー自身の自制心が試されることになりそうです。