先進的なAIモデルを活用するアプリ開発者や企業にとって、大幅なコスト削減の機会が訪れた。米OpenAIは、フラグシップモデル「GPT-5.6 Sol」のAPI利用料金を最大33%引き下げると発表した。最新のAI機能をより手頃な価格で導入できるようになり、多様なサービスへの組み込みがさらに加速すると期待される。
今回の改定では、データ処理単位である100万トークン当たりの入力料金が5ドルから4ドルへと20%値下げされ、出力料金も30ドルから20ドルへと約33%引き下げられた。この新料金は少なくとも11月21日までの3か月間、期間限定のプロモーションとして適用される。また、チーム開発向けの「ChatGPT Work」やプログラミング支援ツール「Codex」でのクレジット消費量も合わせて引き下げられる。
処理の形式や文章の長さに応じた料金体系も整備されている。標準的な処理において、27万2000トークン以下の短コンテキストでは入力4ドル・出力20ドルとなるが、これを越える長コンテキスト処理では入力が2倍の8ドル、出力が1.5倍の30ドルに設定される。一方、一括で非同期処理を行う「Batch API」や低優先度の「Flex処理」は通常料金の半額となり、最高速の「Fast mode」は2倍の料金で提供される。
さらにOpenAIは、利用量や支出をAPIキー単位で追跡できるダッシュボード機能も改めて告知した。組織やプロジェクトごとに月間の予算上限を設定し、上限に達した時点で自動的にリクエストを停止するハードリミット機能も利用可能だ。開発者は予期せぬコスト増加を防ぎながら、最新AIの高度な処理能力を業務や製品開発に組み込むことができる。