「居場所は自分の気持ちに合わせて変えていい」——学校に行けなかった経験を持つ13歳の少女が動画に込めたメッセージが、多くの人の心を動かしています。8月24日、10代の若者が自分たちの「居場所」をテーマに制作したショート動画のコンテスト「不登校生動画甲子園2026」の授賞式が東京都内で開かれ、埼玉県の中学2年生、coco(ココ)さん(13歳)の作品が最優秀賞に選ばれました。
このコンテストは、夏休みが終わる時期に学校へ行きづらくなる子どもたちへメッセージを届けるために2023年から始まり、今年で4回目を迎えます。13歳から19歳までの若者から42の作品が集まり、1分以内の動画でフリースクールや趣味、夢などを通してそれぞれの「居場所」が表現されました。審査には不登校の経験があるタレントの中川翔子さんや、オンラインで参加した当事者・家族計125人が関わりました。
最優秀賞を受賞したcocoさんは、小学6年生のときに不登校になり、オンラインのフリースクールに通い始めました。しかし、次第にやりたいことと合わなくなり悩んでいたところ、母親の「その時の気持ちに合わせて居場所は変えていくものだ」という言葉に背中を押され、フリースクールをやめる決断をしました。現在は高校受験に向けて努力しているcocoさんは、「学校だけが自分の居場所だと思わないでほしい。自分のやりたいことができる環境こそが自分の居場所で、行きたいところに行ってほしい」と語りました。
審査員を務めた中川さんも「居場所は場所だけでなく、信頼できる人や趣味、未来などさまざまなものであってよいと動画が教えてくれた」と話しました。受賞した作品はTikTokで「#不登校生動画甲子園」と検索すると視聴できます。