日本の学術研究の失速が懸念されるなか、若手研究者の育成や自由な発想に基づく革新的な研究を力強く後押しするため、国の公募型研究資金の根幹をなす「科研費」を劇的に拡充する動きが本格化している。文部科学省は、来年度予算の概算要求において、科研費の要求額を今年度の2倍近い約4500億円余りとする方針を固めた。
Vされるなか= amid or in the midst of a condition/situationNに基づく= based on N or grounded in N
近年、日本の研究力の相対的な低下が指摘されるなか、とりわけ任期付きのポストが多い若手研究者は十分な研究資金を得られず、キャリア形成に苦慮する状況が続いてきた。科研費は幅広い分野の基盤的・独創的研究を支える重要制度であり、その予算倍増要求は、研究基盤を抜本的に再構築し、国際競争力を取り戻すための切実な危機感の表れといえる。
N/Vるといえる= can be said to be N or can be considered as N
今回の要求拡大を通じて、特に新進気鋭の研究者への配分拡充や、新領域の開拓に向けた積極的な投資が実現すれば、疲弊する研究現場に新たな活力を吹き込むことが期待される。財務省との今後の予算折衝が焦点となるが、イノベーション創出の芽を育む政策展開として大きな注目の的となっている。
Nを通じて= through or by means of N