昭和天皇が敗戦直後の苦衷を語ったとされる「独白録」の裏に、天皇の戦争責任を回避するための綿密な「台本」が存在していたことが、新資料の発見により明らかになりました。
Vとされる= is said to ~
見つかったのは、法学者・高柳賢三が執筆したA4判198ページに及ぶ「天皇の戦争責任に関する研究」と題された文書です。成蹊大学の図書館に所蔵されていた公用罫紙には「外務省」の印字があり、極東国際軍事裁判(東京裁判)を見据えて、戦争責任が全て政府や軍部にあるとする論理が構築されていました。
Nに及ぶ= reaching ~
これまで「独白録」は、軍部に押された天皇が本音を漏らした記録という印象が持たれていました。しかし今回の資料により、外務省と宮内省が一体となって天皇を免責させるためのシナリオを作り上げていたという成立過程が初めて裏付けられました。
Nと一体となって= together with ~
英米法の理論を用いて作成されたこの「台本」は、歴史の裏側に隠された政治的思惑と、終戦直後における究極の弁明工作の実態を浮き彫りにしています。
Nを浮き彫りにする= to highlight ~