全世界のゲームファンが集まるイベント「gamescom 2026」で、日本の川崎重工業が開発した「CORLEO(コルレオ)」という新しいモビリティ(移動用ロボット)が大きな注目を集めました。CORLEOは人が乗って移動できる4本の脚を持つロボットです。ライオンやウマなどの動物のようなかっこいいデザインで、会場では写真を撮ったり乗ってみたりする大勢の人で賑わいました。
CORLEOは、川崎重工がこれまで作ってきたロボット技術と、オートバイの技術を合わせた新しい乗り物です。一番の特徴は、環境にやさしい「水素エンジン」を使っていることです。一般的な電気自動車(BEV)や燃料電池(FCV)とは違い、ガソリンの代わりに水素を燃やしてピストンを動かす「レシプロエンジン」を使っています。4つの脚はモーターで動き、バイクのエンジンと電気の力を組み合わせたハイブリッドな構造になっています。
操作は、乗る人が体重を移動させたり、ステップに足を乗せて力を入れたりすることで、自分の身体のように直感的に動かすことができます。また、AIがカメラで周りの地形を認識して、安全な走行を助けます。タイヤのついた車では行くことが難しい山道や岩場などの悪路でも、動物のようにバランスを取って進むことを目指しています。
川崎重工は、CORLEOを単に移動するためのロボットではなく、乗ること自体を楽しむ新しいエンターテインメントの形と考えています。ゲーム業界の経験者も開発チームに参加しており、将来的にはレースゲームやシミュレーター、eスポーツなどでもCORLEOを体験できるようにする計画です。まずは2030年にサウジアラビアで開催されるリヤド万博での会場内の移動手段としての利用を目指しており、2035年には一般向けに販売される予定です。未来の新しい乗り物が街やゲームの世界に登場するのが楽しみです。