ボードゲームなどで遊ぶ際、サイコロを振って最初に行動する順番(先攻)を決めることがよくあります。しかし、同じ数字が出て振り直しになる「引き分け」が頻繁に発生するのが課題です。この問題を解決し、1回で確実かつ公平に順位を決定できるように考案されたのが「Go First Dice(先攻ダイス)」と呼ばれる特殊なダイスセットです。
普通のサイコロは6面なら「1〜6」、20面なら「1〜20」のように各ダイスに同じ数字が割り振られているため、複数のプレイヤーが振ると出目が重複することがあります。一方、Go First Diceでは、それぞれのダイスにすべて異なる数字が割り当てられています。これにより、出目のかぶりをなくして1回で確実に順位を決められるだけでなく、「すべてのプレイヤーに最高の数を出すチャンスがある」「すべての数の出現確率が一定である」「すべての順番が等しい確率で発生する」という完全な公平性が満たされます。
この仕組みは参加人数に応じたダイスを使用します。たとえば2人プレイの場合、2面ダイス(コイン)2個で実践できます。1枚目の表裏に「1」と「4」、2枚目に「2」と「3」を割り振ることで、引き分けを起こさずに大小を判定できます。また、3人プレイでは6面ダイスが3個必要となり、1番目のダイスには「1、5、10、11、13、17」、2番目には「3、4、7、12、15、16」、3番目には「2、6、8、9、14、18」という数字が配置されます。
さらに人数が増えると、4人プレイでは12面ダイスが4個、5人プレイでは60面ダイスが5個必要になり、必要な面数が急速に増加します。数学的な計算に基づいたこのダイスは、何度もダイスを振り直す手間をなくし、ゲームをスムーズに開始するための実用的なアイデアとして注目されています。