15歳を対象にした2025年の国際学習到達度調査(PISA)で、日本は「読解力」「科学的応用力」「数学的応用力」の3分野すべてで経済協力開発機構(OECD)加盟国中1位となった。2000年の調査開始以来、3分野すべてで首位に立つのは初めて。多くの加盟国で平均点が低下するなか、日本は世界トップレベルの学力を維持していることが示された。
〜を対象にする= to target ... ; to aim at ...〜以来= ever since ... ; continuously since ...
日本の平均得点は読解力が503点、数学が536点、科学が538点で、全体の順位では読解力が4位、科学と数学が5位だった。背景として、日本の生徒が平日にSNSや動画サイトを閲覧する時間は平均2.3時間で、比較された24カ国の中で最短だったことが挙げられている。文部科学省の調査でも、SNSなどの利用時間が長いほど学力テストの点数が下がる傾向がみられ、今回の成績維持につながった可能性がある。
〜ほど= the more ..., the more ...
一方で、学習意欲や格差をめぐる課題も浮き彫りになった。アンケートでは「新しいことを学ぶのが好き」「いろいろなことに好奇心が強い」と答えた割合がOECD平均を下回り、自ら計画をたてて勉強に取り組む姿も低調だった。また、保護者の学歴や経済状況が恵まれている家庭ほど得点が高い傾向が見られたほか、授業での生成AIの利用頻度は38カ国で最下位にとどまった。
〜をめぐる= concerning ... ; surrounding ...〜にとどまる= to stay at ; to be limited to