ニューヨーク大学の研究チームは、鳥の群れや魚の群れが「柔らかい結晶」に似た構造を持って動いているという研究結果を発表した。鳥や魚は互いに直接接触しているわけではないにもかかわらず、群れ全体が統一された動きを見せる。その仕組みを流体力学の観点から解明したのが今回の研究だ。
Nにもかかわらず= 儘管 / 雖然...但是
研究チームは群れを「流体によって媒介される物質」として数学的にモデル化した。先頭の個体が羽ばたきや泳ぎによって生み出す気流や水流が、後方の個体に力を及ぼす。これにより、個体どうしが直接触れなくても均一な間隔が保たれ、バネのような結合が群れ全体に生じるという。この秩序だった構造が固体の結晶に似ていることから、研究者たちはこれを「柔らかい結晶」と呼んでいる。
Nにより= 透過 / 經由
実証実験では、水槽の中に電動の模擬翼を5枚設置し、鳥の羽ばたきを再現した。観察の結果、各翼が流体を介して互いに影響を与え合い、直接触れることなく整列した動きが生まれることが確認された。
研究者たちは、この「柔らかい結晶」という構造が、群れが外敵や障害物、水流といった環境の変化に素早く反応できる理由の一つである可能性を指摘している。集団行動のメカニズムを流体力学の視点から捉えることで、動物の群れだけでなく、ロボットや自律型無人機などの制御技術への応用も期待されている。
NだけでなくNも= 不僅...而且 / 不只是...也