北海道浦幌町のアイヌ民族団体「ラポロアイヌネイション」が、地元河川でのサケ捕獲は先住権に基づくとして、現行法で禁止されないことの確認を国と北海道に求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁は七月二日、原告側の請求を退けた一審・札幌地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。
Nに基づく= 基於~ / 以~為依據Nを求める= 尋求~ / 要求~
アイヌ民族の先住権をめぐる裁判は国内で初めての事例であり、その判決が注目されていた。原告側は、先住民として固有の権利である「先住権」に基づき、水産資源保護法などの現行法による制限を受けることなく、伝統的なサケの捕獲を行う権利があると主張していた。
Nをめぐる= 圍繞~ / 關於~Vることなく= 不~地 / 沒有~地
しかし、一審の札幌地裁は、アイヌ民族が固有の文化を享有する権利を有することを認めつつも、河川は公共の財産であり、特定の集団が排他的に漁業を行う権利は認められないとして、原告側の請求を退けた。二審の札幌高裁もこの判断を踏襲し、現行法の規制の範囲外で先住権としての漁業権を認めることは困難であると結論付けた。
Vつつ(も)= 雖然~但 / 儘管~卻
判決後、原告側は会見を開き、司法の判断に対して強い不満を示すとともに、最高裁判所へ上告する方針を明らかにした。
Nに対して= 對於~ / 針對~Vるとともに= 與此同時~ / 伴隨著~