人間の赤ちゃんやネズミは、おいしいものを食べたときや、苦いものを食べたときに、似た「表情」をすることがわかっています。しかし、ハチのような昆虫にも「表情」があるのでしょうか。
Vたとき= ……的時候
オーストラリアの大学の研究グループは、マルハナバチというハチを使って、いろいろな味を飲んだときにハチがどのような動きをするかという実験をしました。
まず、ハチに砂糖水をあげました。すると、ハチはうれしそうに、口の部分を忙しく動かし続けました。 つぎに、薄い塩水をあげました。すると、ハチは頭を振って嫌がり、足で口の部分を拭きながら後ろに下がりました。
Vながら= 一邊……一邊……
この違いが単なる化学物質への反応なのかを調べるため、研究グループはハチをしばらく40度の暑い場所に置いて、のどがかわいた状態にしました。そのハチに薄い塩水をあげると、嫌がらずに、砂糖水のときのように喜んで口を動かしました。
Vるため= 為了……
また、ハチの脳の中の神経伝達物質という化学物質を変えることでも、口の動きが変わりました。
研究者は、「ハチのこれらの動きは、単なる反射のようなものではなく、ハチの体の状態や、ハチの『主観的』な『好き』『嫌い』という気持ちが関係している」と言っています。これは、ハチのような昆虫にも「表情」があり、なにかを感じる「心」があるかもしれないことを示しています。
かもしれない= 也許、可能