福岡県柳川市は、川下りで有名な街です。2025年には約130万人の観光客が訪れ、川下りを楽しんだ人は約44万人で過去最多でした。
ここで数少ない女性の船頭として働いているのが、大牟田市に住む田野井希美さん(36歳)です。
田野井さんは専門学校を卒業した後、建設会社で営業の仕事をしていました。しかし、通勤時間が長かったため、約1年半で辞めました。次に「普段できない仕事をしたい」と考えて求人票を探したとき、船頭の仕事を見つけました。
研修では、さお一本で舟を動かす難しさを学び、何度も水に落ちました。船頭になってからも、大変なことはたくさんありました。
田野井さんが案内するコースは約4キロで、一回に最大20人のお客さんを乗せて、1時間かけて進みます。田野井さんは、先輩から言われた「舟をお茶わんのように大切に扱うように」という言葉を忘れずに、毎日舟をこいでいます。