地球から約25光年先にある太陽系外惑星「GJ 3378 b」が、これまで考えられていたよりも地球に似た岩石惑星(スーパーアース)である可能性が高まりました。最新の観測データによって、この惑星の質量が当初の推定から半分以下の地球の約2.3倍へと修正されたためです。これにより、分厚いガスに覆われた過酷な環境ではなく、生命を育む海や陸地が存在し得る有望な候補として、研究者の間で期待が高まっています。
カリフォルニア大学アーバイン校などの研究チームは、高精度な赤外線分光器などを用いて、主星である赤色矮星「GJ 3378」の動きを詳しく調べました。惑星の重力による恒星のわずかな揺れから計算した結果、公転周期は約21.45日、質量は地球の約2.3倍であることが分かりました。以前は地球の約5倍の質量と考えられていたため、大気圧が極めて強いガス惑星と推測されていましたが、今回の下方修正によって、岩石でできた地表を持つ可能性が極めて高くなりました。
しかし、すぐに生命が存在すると断定できるわけではありません。この惑星は主星に近いため、強い放射線によって大気が宇宙空間に吹き飛ばされてしまったかの境界線上にあります。現在、大気が残っているかは不明ですが、ヨーロッパ南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡(ELT)や、アメリカ航空宇宙局(NASA)が計画中の宇宙望遠鏡など、次世代の観測技術によって大気の成分や生命の兆候(バイオシグネチャー)を直接捉える観測が期待されています。