私たちのスマートフォンで、インターネットに接続することなく、高度な人工知能(AI)が直接動作する未来が近づいています。 米国のAIスタートアップ企業「PrismML」は、スマートフォン上で動かすことができる軽量な大容量言語モデル「Bonsai 27B」を発表しました。 このモデルはオープンソースとして提供され、商業的な利用も可能です。
一般的に、270億ものパラメーターを持つような高性能なAIモデルはデータのサイズが非常に大きく、スマートフォンなどの限られたメモリ容量で動かすことは不可能だとされていました。 しかし、「Bonsai 27B」はパラメーターの重みを極限まで削る技術を開発し、データを大幅に小さくすることに成功しました。
スマートフォン向けに調整された「1-bit版」は、データを3.9ギガバイトまで小さくし、iPhoneでも動くサイズに収めました。 また、ノートパソコン向けに調整された「Ternary版」のデータサイズも5.9ギガバイトとなっています。 開発会社によると、これらの軽量化されたモデルは、元のフル精度モデルの90%から95%の性能を維持しているとのことです。
インターネットにデータを送信する必要がないため、個人のプライバシーを守りながら、安全かつ高速にAIを利用できるとして、今後の発展が期待されています。