太平洋戦争で戦死した神風特別攻撃隊(特攻隊)の隊員の遺品が、56年後にアメリカ兵の孫から遺族の元へ返された実話をもとに、平和の大切さを伝える紙芝居「奇跡の時計」が上演されました。
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紙芝居の主人公となるのは、早稲田大学に在籍中に出陣した小川清さんです。1945年5月11日、清さんは鹿児島県の鹿屋基地から出撃し、沖縄の海でアメリカ軍の空母に突こんで命を落としました。22歳という若さでした。
長い歳月が流れた2000年末、その空母に乗っていたアメリカ兵の孫から「手元にある遺品を遺族に返したい」という申し出がありました。残されていたのは、清さんが使っていた古い腕時計でした。
清さんの親族にあたる小川陽子さん(67)と夫の愛之さん(72)は、この出来事をきっかけに紙芝居の制作を決意しました。群馬県高崎市の県護国神社で行われた上演では、愛之さんが心を込めて朗読し、陽子さんが絵を支えながら、参加者に戦争の悲劇と平和な社会の価値を訴えました。
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