パソコンを閉じていても、スマートフォンの画面をオフにしていても、あなたの代わりに予定の管理や請求書の点検を進めてくれる——そんな「パーソナルAI」の利用が、ついに日本でも始まった。
米Googleは、日常のさまざまな作業を自動で処理するAIエージェント「Gemini Spark」の提供対象を世界160カ国以上に拡大した。日本のユーザー向けにも順次利用が可能となっており、有料プラン「Google AI Ultra」や「Google AI Pro」の加入者を対象に順次展開されている。
Gemini Sparkの最大の特徴は、ユーザーからの指示を待つだけでなく、自ら状況を判断して動く「プロアクティブ(先回り型)」な動作だ。最新モデル「Gemini 3.5」を基盤に、GmailやGoogleドキュメント、Googleスプレッドシートなどと連携。例えば、飛行機やホテルの予約メールが届くと、旅程用のスプレッドシートに詳細情報を自動で書き込んだり、空き時間に合わせて現地のイベントをカレンダーに登録したりしてくれる。
また、毎月の請求書をチェックして解約メールの下書きを作成するなど、家計管理の負担を減らす使い方も提案されている。プライバシー面にも配慮されており、機能を有効にするかや対象アプリの選択はユーザー自身が行う。メール送信や支払いといった重要操作の前には、必ず確認が入る安全設計だ。
あわせて、Webブラウザ「Chrome」との直接統合機能も発表された。ユーザーの許可を得ることで、ログイン済みアカウントや保存されたパスワードを活用し、物件の内見予約や航空券の選定といった複雑な作業をWeb上で代行できるようになる。この統合機能はまず米国から提供が開始され、順次他地域へ広がる予定だ。