「今この瞬間の太陽系」を現実の天文学データでそのまま再現した新作の宇宙シミュレーションゲーム「Baryum」が、2026年9月8日にPC向けに発売される。開発チームのDams-Labsが発表した本作は、広大な宇宙を舞台に新米の士官候補生となってさまざまな任務に挑む冒険と、太陽系の最外縁に潜む謎を追う不穏な物語が融合した注目作だ。
「Baryum」の最大の特徴は、天体の配置や軌道が現実の時間と連動している点だ。太陽を中心に、各惑星は実際の天文単位に基づいて配置され、軌道要素から計算された位置に存在する。そのため、プレイヤーがゲームを起動した日に現実の木星がある場所へ行くと、ゲーム内でもまったく同じ位置に木星が現れる。距離感も現実さながらのため、惑星の間を移動するには膨大な時間がかかるが、移動時間を短縮するための「時間歪曲推進」という技術が用意されている。
プレイヤーは士官候補生(CADET)として国際宇宙ステーション(ISS)を拠点に活動を開始する。惑星の調査や資源の採掘、貨物の輸送、護衛、観光チャーターなど多彩な契約をこなして報酬を稼ぎ、最高階級のMAJORまで5段階の昇進を目指す。昇進にはアカデミー試験への合格が必要だ。航路では宇宙海賊やアウルム組織からの襲撃を受けることもあり、機関砲や誘導ミサイル、EMディスラプターといった武装で迎撃しながら、戦闘中の熱管理にも気を配る重厚なシステムが組み込まれている。
さらに任務を進めると、海王星付近で検出された異常現象の調査へと向かうことになる。太陽系の外縁では計器が正常に機能せず、予測不能な状況が立ちふさがる。公式の説明では「暗闇の先で何かが待ち受けている」とも示唆されており、単なるシミュレーターにとどまらない不穏でスリリングな展開が予感される。
「Baryum」は2026年9月8日に発売予定で、日本語表示にも対応している。リアルな宇宙空間で自分だけの航路を開拓したい宇宙ファンやゲームファンは、ぜひチェックしておきたい。