スマートフォンやゲーム機、カメラなどで日常的に使われるmicroSDカード。重要なデータを守るために耐久性は欠かせない要素ですが、実際にどのメーカー製品が長持ちするのでしょうか。テクノロジー愛好家のマット・コール氏が、3年間にわたる大規模な耐久テストの結果を報告し、注目を集めています。
コール氏がテストした280枚以上のmicroSDカードには、ブランド品163枚、ノーブランド品91枚、模倣品30枚が含まれます。これまでに自作装置で行われた書き込み・検証・消去サイクルは合計460万回、総データ量は133PB(ペタバイト)に上ります。カードは動作不能になったりセクターの50%でエラーが発生した時点で故障とみなされました。
一般消費者向け製品(237枚)は平均で約1万回のサイクルに耐え、PNY製が平均1万5700回とトップ成績を収めました。Kingston、Delkin、Lexar、SamsungのほかAmazon Basicsも健闘した一方、onn製は平均1400回と極めて短寿命でした。大手SanDiskも平均9404回と、期待より早めに寿命を迎える意外な結果となっています。
「高耐久」を掲げる製品(30枚)では、TEAMGROUPやTranscend、SanDisk、Samsungが平均1万6000回以上のサイクルを記録しました。しかし「高耐久」であっても一般向けと大差ないメーカーもあり、ラベル通りの性能とは限らないことが判明しました。一方で価格の高い「産業用」製品(15枚)は平均約12万2000回と桁違いの耐久力を発揮し、最高記録の「Kingston Industrial 8GB」は14万1600回に達しました。
単に知名度やパッケージの言葉を鵜呑みにせず、ドライブレコーダーや防犯カメラなどの過酷な用途では産業用を検討するなど、目的に合わせた製品選びが重要となりそうです。