米企業のOpenAIは、AIコードエディタ「Cursor」へのAIモデルの提供を11月12日に終了すると発表しました。Cursorを開発するAnysphere社がイーロン・マスク氏のSpaceXに買収されたことが理由です。この決定により、11月12日以降、Cursorの画面からGPTなどのOpenAIのモデルを直接選んで利用することができなくなります。
OpenAIは契約終了の理由について、マスク氏の関連企業が過去に規約違反を起こしてきたため、SpaceXのもとで自社の技術が適切に使われるか確信できないと説明しています。具体例として、Twitterの買収後の違反事例や、xAI(現在はSpaceXの一部)による規約違反をあげています。OpenAIとCursorの契約には、買収などで経営権が移動した場合に契約を解除できる条項があり、今回はその権利を行使したとしています。なお、開発中の次世代モデル「Astra」についてもCursorには提供しない方針です。
Cursorを開発するAnysphereのマイケル・トゥルーエルCEOは、「OpenAIのモデルがCursorのアクセス全体に占める割合は約5%にとどまるため、影響は限定的だ」と述べ、問題解決に向けてOpenAI側と協議を続けていると説明しました。一方、SpaceXのイーロン・マスクCEOはSNSで「どうでもいい」と投稿し、OpenAIの経営陣を強く批判しました。また、Anthropic社はCursorでの「Claude」モデルの提供を今後も継続し、サポートを強化する姿勢を示しています。